Webサイトのデザインと表示速度

サイトデザインと表示速度

Webサイトのデザインと表示速度

こちらではWebサイトの表示速度に関して、Webサイト制作時のデザインやレイアウトでも非常に重要になるユーザビリティという観点から、その現状と対策の仕方を解説します。

掲載コンテンツ:ユーザビリティと表示速度  /  デザイン時の注意点

 2010年、Googleが検索結果の順位決定の要因としてページの表示速度を含めたことを公式に発表したことで、Webサイトの表示速度はSEOにおける対策要素として注目されるようになりました。しかし、そのずっと以前からユーザビリティの向上のために表示速度の改善は非常に重要なテーマでした。
 こちらではWebサイトの表示速度に関して、Webサイトのデザインやレイアウトでも非常に重要になるユーザビリティという観点から解説します。

ユーザビリティとWebサイトの表示速度

 『Webサイトの表示速度』でご紹介した通り、Webサイトの表示速度とは読んで字のごとく、Webサイトが表示される時の速さのことを指します。
 そしてこのWebサイトの表示速度は、通信速度が遅く接続時間やデータ量で料金が決まっていたWeb創成期には、ユーザビリティの大きな部分を占めていました。どれだけWebサイトを軽くし表示速度を速くするかということはWeb制作現場の一大テーマだったのです。そして通信速度が高速化してきた現在でも、スマートフォンなどのモバイル端末やWi-Fiなどを利用したインターネット消費スタイルが増加にともない、Webサイトの表示速度の問題はユーザビリティと切り離すことができない問題のままです。

 しかし、Webサイトのデザインやレイアウトの際に、見た目や表示された後の使いやすさには気を付けても表示速度にまで気を回す人は少ないのが現状です。これはWebデザインをする人にしっかりとしたコーディングの知識がないことが原因ですが、デザイン時に少し気を付けるだけで表示速度の問題が大きく改善されることもよくあります。是非、Webサイトのデザインやレイアウトの際には表示速度の問題もしっかりと考慮に入れるようにしましょう。

Webサイトをデザインする際の注意点

 リンクをクリックしてから目的のWebページが開かれるまでに時間がかかったり、ひどいときにはブラウザがフリーズしてしまったりしてイライラしたことはありませんか??
 Webサイトのデザインをする際には表面に表示される要素だけでなく、表示速度も考慮することがそのWebサイトのコンバージョン率を上げることに繋がります。

 ではWebサイトの表示速度は何によって決まるのでしょうか。ここでは簡単にWebサイトをデザインする際に知っておきたい、Webサイトの表示速度を決めるコントロール可能な要因について解説します。

  1. コンテンツ要因
  2. Webサイト自体の要因
  3. Webサイトに追加した機能の要因
  4. 利用しているサーバー環境の要因

 上記の4つの要因がWebサイトの制作者がコントロールできないユーザー側の要因以外の表示速度を決める主な要因になります。そしてその中でも、Webサイトのデザイン時に気を付けるべきは1番の『コンテンツ要因』と3番の『追加した機能の要因』でしょう。

 まず1番目のコンテンツ要因ですが、これは利用する画像や動画のサイズによって大きな影響を受けます。
 ですから画像を多用したデザインをするときには、出来るだけCSSで置き換えられるところはないか考えたり、利用する画像の解像度もどれだけきれいにするかという発想ではなく、どれだけ解像度を落としても問題がないかという発想を持つことが重要になります。また様々な新しい技術やサービスも出ていますので、様々な技術やサービスを組み合わせて、最初に読み込まれるデータ量が出来るだけ軽くなるように心がけましょう。

 また、Webサイトに追加した機能についてですが、やはりJavaScriptやFLASHなどで機能を追加するとそのページが重くなり表示速度が遅くなることは避けられません。
 コンペに出るときは何か目を引く機能を追加したくなりますし、多くのWebサイトをデザインしてくると今までのWebサイトと変化をつけるために何かしたくなります。もちろんこれだけ多くのWebサイトがある中では目を引くことも重要ですが、それよりも表示速度が速いことや利用しやすいことがアクション率やコンバージョン率には重要なことは私たちWebの専門家でなくてもわかると思います。Webサイトをデザインする際に何か機能を追加したくなったら、その機能追加によってどれだけ表示速度が遅くなるかも考えるようにしましょう。

 もちろんWebサイトの表示速度は直接的には実際のコーディングの仕方や利用している環境の影響を受けます。しかしどんなにコーディングを工夫しても、元となるデザインによる制約を超えることは出来ません。Webサイトをデザインする際には見た目だけではなくユーザビリティのこと、それもよく忘れがちな表示速度のことまで考えることが大切です。

 またSEO対策のためにWebサイトの表示速度を改善する具体的な方法については、『表示速度とSEO対策』で紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

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