IPとは:Internet Protocolとは
IP[Internet Protocol]とはインターネットを構成するレイヤー3(ネットワーク層)プロトコルで、TCP/IPの基本となるプロトコルのこと。
送達確認をしないコネクションレスのパケット交換方式でデータを転送する。IPによって世界規模で相互に接続された巨大なコンピュータネットワークをインターネットと呼ぶ。
関連:Webシステム / ネットワークシステム
ITネットワークシステム関連のIT用語集です。コンピュータネットワーク[Computer network]は、複数のコンピュータを接続する技術、または、接続されたシステム全体を指し、情報化社会の基盤をなすため、通信インフラといわれます。
こちらではそんなコンピュータネットワークに関して、P2P[ピア・ツー・ピア/ピーツーピー]やイントラネット[INTRANET]等の接続形態や規格から、LTE[Long Term Evolution]等の通信規格まで、コンピューター等のITネットワークシステムに関連するIT用語を紹介・解説します。
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IP[Internet Protocol]とはインターネットを構成するレイヤー3(ネットワーク層)プロトコルで、TCP/IPの基本となるプロトコルのこと。
送達確認をしないコネクションレスのパケット交換方式でデータを転送する。IPによって世界規模で相互に接続された巨大なコンピュータネットワークをインターネットと呼ぶ。
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IPアドレス
:Internet Protocol address
IPアドレス[Internet Protocol address]とはIPによるネットワークで使われるID番号のこと。
IPv4では32ビットで表現できる番号で、ネットワーク上の各コンピュータに割り当てられている。IPアドレスの一元的な管理は国際組織である米国IANA[アイアナ:Internet Assigned Numbers Authority]が行い、日本ではJPNICがアドレスの割り当て管理を行っている。現在IPアドレスの枯渇が深刻化していることから、現在主流となっているIPv4という規格から、よりIPアドレスの多いIPv6への移行が進められている。IPv6では、JPNICではなくAPNICが割り当て管理を行っている。
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IPv4[Internet Procotol ver.4]とは現行のインターネットプロトコル規格のこと。
アドレス資源を32ビットで管理しているため、識別できるコンピュータの最大数は42億9496万7296台だが、近年インターネットを利用する人が全世界で爆発的に増えたので、IPアドレスの枯渇など、設計当初に想定していなかったいろいろな問題を抱えることになった。現在、次の規格であるIPv6が討議されている。
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IPv6[Internet Protocol ver.6]とはTCP/IPのアドレス空間の枯渇に備えて考案された、次世代インターネットプロトコルのこと。
現行の規格であるIPv4は、パソコンなどの端末を32ビットのアドレスで識別しているが、これを128ビットのアドレスを使用するように拡張したもの。IPアドレスの枯渇問題の解決だけでなく、一意なローカルアドレスや移動体通信、セキュリティにも対応しているため、デジタル家電を利用した新しい通信技術への応用も可能で、世界的にインフラ整備が進められている。また、IPv6の携帯端末版であるモバイルIPv6では、端末が移動しても同一のIPアドレスを利用できるなどの移動端末向けの機能が追加されている。IPv6はIPv4との互換性を保っていないため、IPv4のみに対応したパソコンやネットワークシステムではIPv6を利用することができない。
関連:Webシステム / ネットワークシステム / 仕様 規格 設定
LTE[Long Term Evolution]とは携帯電話の高速なデータ通信仕様の一つで、第3.9世代携帯電話の代表的な通信規格、方式のこと。
第3世代携帯電話方式W-CDMA(NTTドコモなどが採用)を、さらに進化させたもの。W-CDMAの標準化団体3GPPが標準化を進めており、オフィスや家庭で行われている大容量データの送受信、映像コンテンツの受信などが、携帯電話でもできるようになることが期待されている。
関連:ネットワークシステム / 通信技術 テクノロジー
VPN[Virtual Private Network]とは自社専用のネットワーク[プライベートネットワーク]を導入せずに、公衆回線を利用することで、専用線の機能を提供するサービスのこと。仮想私設網ともいう。
オープンなネットワークをあたかも閉じた通信網のように利用することができる。インターネットを使ったIP-VPNでは、通信先との間に仮想的なプライベートネットワークが作られ、本来ならインターネットを経由できないプライベートアドレスや、TCP/IP以外での通信も可能。このIP-VPNのことをそのままVPNと呼ぶのが一般的。一般の電話回線に比べ料金も安く、NTT社などの電話会社がメンテナンスを行うため、専用回線より導入しやすいという特徴がある。すでに整備されたインフラを利用することで、専用の回線を導入するよりも大分コストが抑えられる。
関連:Webシステム / ネットワークシステム / プロバイダー 通信サービス
Wi-Fi[Wireless Fidelity]とは無線LANの標準規格IEEE802.11の互換性を保証するために定めたブランド名のこと。
無線LAN規格の普及を目指す業界団体であるWi-Fi Alliance[旧WECA]が認定している。相互接続性テストをパスした製品に与えられる。その製品間であればメーカーが違っても組み合わせて使用できることが保証される。wiFiともいわれる。
関連:Webシステム / ネットワークシステム / 通信機器 ネットワーク機器
WiMAX[ワイマックス:Worldwide interoperabikity for Microware Access]とはIEEE[電気電子学会]標準規格802.16eをもとに規格化された、高速ワイヤレスインターネットの愛称のこと。
WiMAXは、高速無線MAN[Metropolitan Area Network]の規格で、固定通信用と移動通信用の2つがある。後者はモバイルWiMAXと呼ばれる。カフェなどスポットで利用される従来の無線LANと異なり、広いエリアで利用可能。しがたって、外出先や移動中でも高速インターネットを利用することが可能になる。WiMAX準拠の機器同士はメーカーが違っても組み合わせて使用できることが保証される。
関連:Webシステム / ネットワークシステム / 技術 テクノロジー(規格) / 通信技術 テクノロジー
WWW[World Wide Web]とはインターネットに接続されているコンピュータで、情報を誰もが見られるように公開するシステムのこと。
情報のつながり方がクモの巣を連想させるため、World Wide Web[世界に広がるクモの巣]と名付けられた。ダブリュダブリュダブリュ、ワールドワイドウェプ、あるいはW3、Web[ウェブ]と略されることもある。HTTPというプロトコルを使用し、URLを指定することで、ユーザーは、世界中のWWWサーバーで公開されている情報を受け取ることができる。情報はHTMLという言語で記述され、文章のみならず画像や音声をも組み合わせて公開される。閲覧には『Internet Explorer』などのWWWブラウザを利用する。
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