スマートフォンへの対応
Webサイトのスマートフォンやタブレットへの対応はチャンスであると共に管理コストを増大させます。こちらではそのようなWebサイト制作におけるマルチデバイス対応の現状と注意点の紹介及びその方法の整理をします。
スマートフォンやタブレットPCなどの登場は、インターネットサービスの利用方法に大きな変化をもたらし、結果サービス提供者側もスマートフォンやタブレットPCへの対応が必要になってきています。
しかし一方で、スマートフォンへの対応は、倍の登録作業が発生したり、2つWebサイトを制作・管理しなくてはならなかったり…と多くの労力を必要とし、Web担当者を悩ませているのも事実です。ここではそんな悩みの種のスマートフォン等のマルチデバイス対応について、現状や注意点ともにマルチデバイス方法の整理を行います。
スマートフォン対応は大きなチャンスと大きなコストをもたらす
スマートフォンやタブレットPCが登場するまでは、インターネットの利用は家や職場等の限られていました。これはガラケーやノートパソコンと一応外出中も利用出来る端末はあったものの、やはりインターフェースや起動までの時間などに不便さがあると共に通信速度の問題などもあり、結局利用しやすいデスクトップパソコンと有線の環境で利用が主流になっていたからです。
しかし、スマートフォンやタブレットPCが登場してこの状況は激変しました。利用するお店の情報や場所は現地に向かう途中やその現場で調べるようになり、趣味の情報を帰宅中の電車の中で楽しむというように、インターネットの利用は場所を選ばず行われるようになっています。この変化は急激で、様々なWebサイトやサービスで、どんどんPCからのアクセス数がスマートフォンやタブレットのアクセス数に抜かれていっています。
このようなインターネット利用スタイルの変化は占有者のいない新たなフィールドの登場を意味し大きなチャンスをもたらしていますが、Webサイトやサービスの管理者に追加の作業・コストをもたらし、多くの人や企業を悩みの種となっています。
スマートフォン対応の3つの方法
この悩みの種であるマルチデバイス対応の追加コストを減らす方法を考える前に、まずここで、スマートフォン対応などのマルチデバイス対応の手法をまとめてみたいと思います。
マルチデバイス対応の方法には、
- PCサイトをそのまま使う
- 汎用サイトを制作する
- デバイス毎に専用サイトを制作する
の3つの方法があります。
まず1つ目のPCサイトをそのまま使うということですが、スマートフォンやタブレットPCはガラケーと異なり、パソコン用のサイトをそのまま見られることが特徴で、これが多くの人をスマートフォンに移行させた理由になりました。ですから、実はわざわざス対応しなくても、スマートフォンやタブレットPCにはそのままWebサイトが表示されるのです。この方法はわざわざPC以外のデバイスに対応するための作業を全くしなくて良い反面、スマートフォンなどの画面の小さなデバイスでは見たり操作したりするのが困難であるデメリットがあります。
2つ目の汎用サイトを制作する方法は、データは1つですがデバイス毎にCSS等のレイアウトを決める指示を変えることで表示を変える方法です。全てのデバイスに対応できるようにコーディングをしなければならないため非常に高い設計力と技術を必要としますが、元となるデータが1つのため運営・管理費用も低く、また作業量もPCサイト1つの時とほぼ変わりません。
そして最後のデバイス毎に専用サイトを制作する方法ですが、こちらは非常に自由度が高く、希望通りのデータの持たせ方ができる反面それぞれのWebサイトは全く別物となるため、運営・管理費用も管理のための作業も倍々と際限なく増えていってしまします。
この3つのスマートフォン対応方法の比較とおすすめのスマートフォン対応方法については、『マルチデバイス対応法比較』に掲載しておりますので是非そちらもご確認下さい。
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