正規ユーザーとは:registered user
正規ユーザー[registered user]とは市販のアプリケーションなどで正規の手続きで使用権を得たユーザーのこと。
正当な使用権を有するユーザーのことで、通常は使用許諾契約を結んだユーザーのこと。
関連:デジタル著作権保護
デジタル著作権保護関連のIT用語集です。Webやそれに関連するサービスの登場で新しい文化や経済理論等が登場してきています。
ここではそんなITやWebに関連した文化や社会、ビジネスの中で、使用許諾契約[software license agreement]や知的所有権[intellecture property right]等の著作権に関連する法律や規則から、自炊[じすい]やカジュアルコピー[casual copy]等の違法行為、そして電子透かし[digital watermarking]等の対策方法まで、デジタル著作権保護に関連するIT用語を紹介・解説します。
Webサイト制作やSEO対策、IT関連の知識拡充に最適なIT用語辞典ですので、是非ご利用下さい(Web制作会社.com提供)。
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正規ユーザー[registered user]とは市販のアプリケーションなどで正規の手続きで使用権を得たユーザーのこと。
正当な使用権を有するユーザーのことで、通常は使用許諾契約を結んだユーザーのこと。
関連:デジタル著作権保護
JASRAC[ジャスラック:Japanese Society for Rights of Authors Composers and Publishers]音楽著作権の管理委託を受け、集中管理事業を行う一般社団法人日本音楽著作権協会のこと。
1939年設立の大日本音楽著作権協会を前身とし、作詞者、作曲者、音楽出版者などの音楽に関する権利者から、録音権、演奏権などの著作権の信託を受けている。音楽の利用者に対して利用許諾を与え、利用料を徴収する。そして、これを権利者へ分配しています。また、著作権侵害の監視、著作権侵害者に対する法的責任の追及なども合わせて行っている。2001年に著作権等管理事業法が施行されてからは、JASRAC以外の著作権管理団体が複数設立された。
関連:IT・Web管理組織 / デジタル著作権保護
違法コピー[いほうこぴー:illegal copy]とは著作権者の定めた複製ルールに従わずコピーされたプログラム、およびソフトウェアのこと。不正コピーともいう。
著作権フリーをうたったプログラム以外のプログラムコードは書籍や映画のように著作権が保護されている。プログラムやデジタルデータの場合いくらコピーを重ねても質が劣化しないため、違法コピーの横行はオリジナルの開発者にとって深刻な問題となっている。近年はCD-ROMやDVDをまるごとコピーしてしまう悪質な例が目立っている。
カジュアルコピー[casual copy]とは著作権者の権利侵害を意識することなく行われてしまうソフトウェアや音楽CDの違法複製行為のこと。
友人間の貸し借りやレンタル品に対して、多くの人が確固たる違法性の認識を持たずに何気なくコピー行為を行ってしまうため『カジュアル』と呼んでいる。ライセンス数を超えて家庭内の複数のPC[パーソナルコンピューター]にソフトウェアをインストールすることなども含まれる。著作権者にとって1件あたりの被害額が小さいため表面化しづらいが、件数は膨大なものと推定されている。
クリエイティブ・コモンズ[CC:Creative Commons]とは『新しい知的財産権の行使のあり方』を提唱する運動および運動を行っている非営利団体のこと。
写真や音楽、文章などの著作権の-部、またはすべてを留保しない場合の簡便な手続きで著作物の創造、流通などの便宜を図る試み。著作権者が作品の使用条件をネット上で事前に明示することで、利用者側の許諾手続きを簡便化できる。インターネットの普及により、著作権の一律の保護を望まない著作者が増えてきたため米国で設立された。
関連:IT・Web文化 カルチャー / IT・Web管理組織 / Web文化 Webカルチャー / デジタル著作権保護
工業所有権[industrial property]とは特許、実用新案、商標登録、意匠登録の総称のこと。
発明や創造の成果を保護し、産業への応用を支援するもので具体的なモノ以上にアイデアやオリジナリティ、信頼性といった無形財産を保護するもの。不当に侵害した場合は損害賠償の対象となる。
関連:デジタル著作権保護
コピープロテクト[copy protect]とはソフトウェアの著作権を保護するために、プログラムディスクやファイルを複製できないようにすること。
コピープロテクトされたソフトウェアには、専用のセットアッププログラムを使って、あらかじめ設定された回数しか複製できないものや、専用のキーを使うことで複製できるものもある。
関連:IT技術 ITテクノロジー / デジタル著作権保護 / 安全 セキュリティー
コピーライト[copyright]とは著作権のこと。
著作者が独自に創出した作品に対しての権利[right]で、複写や転載などを禁じている。「©」で表記される。
関連:デジタル著作権保護
コピーレフト[copyleft]とは著作物やその改良物を著作権フリーにするための手法のこと。
GNU[グニュー]が推奨するフリーソフトウェアの使用や著作権に関する考えの1つ。copyright[コピーライト]が無断コピーを禁止しているのに対して、著作権は保証されるが使用は自由にできるということから命名された。一般に公有使用許諾を併せて表記する。『放置する』という意味のleftと、『権利』を表す『right=右』の逆としての『左』を意味する『left』をかけている。
関連:デジタル著作権保護
コンピュータソフトウェア著作権協会[ACCS:Association of Copyright for Computer Software]とはコンピュータのソフトウェアに関する知的財産権を保護するための活動を行っている団体のこと。
民間ベースの団体だが、文部科学省など関係省庁の協力も得て特に企業内の不正コピーの防止、摘発に力を注いでいる。1991年に社団法人として設立された。
関連:IT・Web管理組織 / デジタル著作権保護
自炊[じすい]とは書籍やマンガなどの内容を光学スキャナーで読み取り個人的|こ電子データ化すること。
書籍や雑誌、マンガなどを光学スキャナーで読み取り画像やテキストデータ、PDFなどパソコンや電子ブックリーダーで読めるようにする私的行為をいう。
使用許諾契約
:software license agreement
使用許諾契約[software license agreement]とはソフトウェアなどの著作者やメーカーが、ユーザーに対してある条件下での使用を認めるという契約のこと。
一般に市販のソフトウェアではパッケージに許諾条件等を表示したり、契約書を同梱している。また、インストール時に確認画面を表示するなどして契約を結ぶことを求めるものも多い。またこの契約は民事であり、著作権の保護に優先する。
関連:デジタル著作権保護
商標[trademark]とはブランド名や商品名、ロゴやマークなどのこと。知的所有権の1 つ。これらは商標登録をすることで、商標法により保護され、トレードマークともいう。
商標法は商標使用者の業務上の信用維持を図る目的で制定された。商標とは文字や図形、記号、立体的形状、もしくはこれらの結合および色彩との結合をいう。登録商標の存続期間は10年、更新も可能。権利者は商標にかかわる物品に対して専用実施権を持ち、権利が侵害された場合侵害者に対して損害賠償を請求することができる。
知的所有権
:intellecture property right
知的所有権[intellecture property right]とは知的活動の成果を財産的に価値あるものとした権利の総称のこと。工業所有権と著作権が含まれる。
知的財産権、無体財産権ともいわれ財産権の一種と解釈できる。
関連:IT・Web法律 制度 / デジタル著作権保護
著作権[copyright]とは著作物を独占的に利用して経済的利益を得ることができる権利のこと。
もともとは文芸作品や音楽などの、個人が創作したものに付随する権利をいうが、1985年[昭和60年]に改正された著作権法で、コンピュータのプログラムにも著作権が認められるようになった。
改正された著作権法では、プログラムが著作物であること(第2条)、複製物作成の範囲(第30条第47条)、違法複製物の使用の禁止(第113条)などがあり、レンタル業務についてもその許諾権が定められている(第26条)。なお著作権の保護期間は50年。これによってコンピュータプログラムが法的に保護されることになったが、コンピュータ業界からはプログラムは工業製品であって芸術作品を保護する法律とはなじまない、保護される対象が明確ではない、保護期間が長すぎるなどの批判の声もあがっている。
また、著作権の延長上には知的所有権の問題もある。これまでは、プログラムの構造やアルゴリズム[処理手順]のアイデアについての著作権は認められていなかったが、こうしたものも製作者側の知的所有物と見なして保護の対象にするべきだという見方が主流になりつつある。
関連:IT・Web法律 制度 / デジタル著作権保護
著作物[copyright objects]とは思想や感情を創作的に表現した文芸や学術、音楽などの著者によって作られたものの総称のこと。
著作権法の規定では小説や音楽、舞踊、映画、絵画(版画)、写真、建物、地図などが保護の対象となり、1985年[昭和60年]からはコンピュータプログラムも含まれるようになった。
関連:IT・Web法律 制度 / デジタル著作権保護
電子透かし[digital watermarking]とは画像や動画、音声などに肉眼ではわからない加工を加え著作権表示などの情報を埋め込む技術のこと。
肉眼では違和感がないが、対応ソフトで分析することにより各種情報が刷り込まれているのがわる。アナログコピーやトリミング、拡大縮小といった加工後も有効で、wwwの一般化と共に目立ちはじめた画像の不正転用に広く対抗するために利用されている。
関連:Webサイト画像 動画 / デジタル著作権保護 / 技術 テクノロジー(規格)
パブリックドメイン[public domain]とは著作権の消滅や、放棄により著作権法に基づく著作権者が存在しない状態の著作物のこと。二次利用を含めて無償で利用可能である、といったことを意味する場合が多い。
原則として、著作権が消滅するのは著作権者の死後50年が経過して保護期間が終了した場合。また、パソコンのソフトには作者が著作権放棄を宣言したものがあり、日本の著作権法には著作権放棄に関する規定は存在しないのだが、実質的にパブリックドメインとなり、作者が著作権を主張するフリーソフトウェアと区別されている。
関連:デジタル著作権保護
リッピング[ripping]とは音楽用CDやDVD-Videoに含まれるマルチメディアデータを、ハードディスクなどに保存すること。
音楽CDの音楽やDVDの映像などをコンピュータで処理可能なファイルに変換する。ripとは『切り取る』『はぎ取る』を意味する。なお、リッピングは用途によっては違法コピーとして著作権法に抵触する恐れが生じるため、使用に際しては注意が必要である。
関連:デジタル著作権保護 / 外付けハードディスク[HDD] / 機能 操作 / 機能 操作(PC関連)
copyleft[コピーレフト]とは著作物やその改良物を著作権フリーにするための手法のこと。
GNU[グニュー]が推奨するフリーソフトウェアの使用や著作権に関する考えの1つ。copyrightが無断コピーを禁止しているのに対して、著作権は保証されるが使用は自由にできるということから命名された。一般に公有使用許諾を併せて表記する。『放置する』という意味のleftと、『左』を意味するleft(right:右の逆)をかけている。
関連:デジタル著作権保護
CPRM
:Content Protection for Recordable Media
CPRM[Content Protection for Recordable Media]とは記録メディアに対して採用されているデジタルコンテンツの著作権保護技術の一つのこと。
CPRM対応メディアには、1枚ごとに固有の『メディアID』と一定の生産枚数ごとに変更される情報『MKB[Media Key Block]』が記録されている。メディアへのコンテンツ記録時には、この2つと録画機器のデバイスキーを利用して暗号化を行う。すると、このコンテンツをさらにコピーしても、MKRとメディアIDはコピーできないので復号化、再生できないという仕組み。
関連:デジタル著作権保護
copyright[コピーライト]とは著作権のこと。
著作者が独自に創り出した作品に対しての権利[right]で、複写や転載などを禁じている。「c」で表記されます。日本では著作物を創作した時点で自然に発生し、作者の死後50年後まで認められる。
関連:IT・Web法律 制度 / デジタル著作権保護
DRM[ディーアールエム:Digital Rights Management]とはデジタル著作権管理のこと。音楽、動画、画像などデジタル情報のための著作権保護システムの総称。
DRMによって保護されたデータは、そのデータと対応付けられた特定のハードウェア、もしくはソフトウェアでしか再生できなくなるなど複製や移動を制限される。メモリカードなどの記憶媒体に内蔵されたり、音声や動画のプレーヤーソフトやファイルの送受信・転送ソフトに組み込まれたり、様々なシステムがある。